ヘッジファンドの代表的な「報酬体系」とは?
日本では、いまだに「ヘッジファンド=怪しいもの」という意識が浸透しています。
もちろん、求められる初期費用が多く敷居が高かったということも理由のひとつに挙げられますが、ヘッジファンドの姿をした“詐欺ファンド”が界隈に跋扈していたことが、やはり大きな要因でしょう。
「ヘッジファンドは元本として多額のお金を支払った後にも、法外な資金をむしり取られ続ける」
こう考えてしまっている人は少なからず存在します。しかし、実はヘッジファンドほど投資家のことを考えた良心的な報酬体系を取るファンドは存在しないのです。
今回は、そんなヘッジファンドの報酬体系について詳しく見ていきましょう。
ヘッジファンド報酬体系とは?
ヘッジファンドは、顧客から受け取った資金の運用利益に比例してペイを受け取るという特徴的な報酬体系を取っています。
一般に「2と20」と呼ばれ、資産管理手数料が2%、成功報酬が20%です。以下、それぞれの特徴を見ていきましょう。
資産管理手数料とは?
資産管理手数料は、主にヘッジファンドの運用に用いられる最低維持費用ものです。適格投資家から集めたお金(残高)の2%が源泉となります。
例えば、残高が1億円であれば、支払わなければならない資産管理手数料は200万円ですね。しかし、この資産管理手数料が高すぎるとして多くの機関投資家や富裕層の不評を買っているのが現状です。
2016年度には、運用成績の悪化に手数料が見合わないとして8年ぶりに大規模な資金流出にも見舞われました。この影響を受け、今後は資産管理手数料の値下げが行われる可能性も考えられます。
成功報酬とは?
一方で成功報酬とは、一定期間内に増やした資産に対して徴収されるものです。通常、10%~20%の幅があります。基準となる金額を100万円と仮定して、資産運用の結果200万円になった場合、成功報酬は10万~20万円になるということです。
また、「ハイウォーターマーク方式」という独特の手法を採用している点にも着目しましょう。
この方式は、「ハイウォーターマーク=前回達成した最高金額」を以降の基準金額として成功報酬を定めるというものです。上記の例の場合ですと、次回の成功報酬は200万円を上回った利益に対してのみ支払われます。
もしその後に200万円から100万円に下落し、また180万円にまで基準価額を戻したとしても、金額が200万円に到達していない限り成功報酬は発生しないということになります。
つまり、顧客に儲けが出なければ成功報酬はゼロ。成功報酬が発生するたびにファンド・マネージャーが超えなければならないハードルがどんどんと上がっていくということです。
ヘッジファンドは投資家ファースト
こうした報酬体系を取っていることから、ヘッジファンドではファンド・マネージャーの腕が大いに問われることになります。
“利益を出さなければファンドの収益に繋がらない”
どうして、このような苦境に自らを追い込んでいくのでしょうか?
その理由は、「投資家の利益を増やすことに注力する」というファンド運用に対する基本理念があるからです。
そこが、投資家の損益を顧みない通常のファンドとは大きく異なる点です。
例えば、ヘッジファンドの場合、資金過多によってかえって運用成績が上げにくくなっていると判断した場合、新規資金の受け入れ停止や投資家に資金の一部を返還する措置を取ることがあります。
さらに、海外ではファンド・マネージャー自身が私的に資金を拠出することすら当たり前となっているのです。
資産管理手数料の高さが問題視されていますが、ヘッジファンドの投資家との向き合い方や投資に対する姿勢の高さは特筆すべきものであり、その労力に充分に見合っていると考えられないでしょうか。
より真剣度の高いヘッジファンドを見つけるには?
では、より真剣度が高く利回りも高いより良いヘッジファンドを見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?
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