【ヘッジファンドを知る】ヘッジファンドの投資手法3選

【ヘッジファンドを知る】ヘッジファンドの投資手法3選

ヘッジファンドの投資手法3選

これからヘッジファンドをはじめたいという人や、ヘッジファンドがどのようにして毎年大きな利益を生み出しているのか疑問に思っている方は多いと思います。それらの人たちが知りたいことは、やはりヘッジファンドが行っている投資手法ではないでしょうか。

Googleで検索してみると「ありとあらゆる方法を使って利益を生み出すのがヘッジファンドである」といった旨の記事も多く、具体的にどのような投資を行っているのか不透明なまま消化不良に陥っている人もいるでしょう。

そんな人たちのために、この記事ではヘッジファンドの投資手法についてポイントを解説していきたいと思います。なかでも、代表的な3つの手法についてご紹介しましょう。

 

株式ロング・ショート

ロングとショートという二つの基本的な投資手法を用いる方法です。

「ロング・ショート」というからわかりにくくなっているだけで、ロングは“買い”、ショートは“売り”を意味しています。「買い・売り」と言い換えれば、投資にあまり触れたことがないという人でも聞いたことはあるのではないでしょうか。

この投資手法はいかなる投資においてもっとも基本的な儲けの方法となります。

・正常価格より割安な株を買い
・正常価格より割高な株を信用取引等で売る

たったこれだけです。

 

しかし、買った銘柄の銘柄の株価が下がり、売りたい銘柄の株価が値上がりすると、当然裏目の結果になり利益を損失します。投資のプロであるファンド・マネージャーが長年の経験によって蓄積したノウハウによってリスクを排除していくというのが、この手法のキーとなる部分です。

また、ひとつの株に必ず買いか売りのどちらかを設定しなければならないわけではありません。同一企業でもセットで「買い・売り」の両方を行うこともできます。

これを「両建て」といい、どのような景気の転換があって上昇・下降どちらに転んでも必ず儲けが出ることになります。

買いと売り、どちらか一方に集中投資せず分散させるので、利益率は下がります。しかし、株式相場の上げ下げに左右されることなく、小幅なリターンを積み上げていくことができます。

あまりにシンプルゆえに正確無比な市場考察が求められるため、個人投資家でさえ攻略に四苦八苦しているのが現状です。自信がないという人は、ファンドマネージャーに一任する価値は高いと考えれれます。

 

イベント・ドリブン

株価の変動に絶大なる影響を与えると考えられるさまざまなイベントを事前に察知し、あらかじめ手を打っておくという投資手法です。

イベント・ドリブンは細分化すると大きく2つの戦略に分けることができます。

・M&Aアービトラージ戦略

M&A(合併・買収)で買収企業が示した買取価格と市場価格との乖離に目を付け、割高な方を売り、割安な方を買うという戦略のこと。

M&Aや業務提携など、会社の業績を飛躍的にアップさせうるイベントをあらかじめピックアップし、そこにあわせて収益モデルを考えていくというきわめて合理的な方法です。

 

ディストレスト戦略

当然、逆も然り。

こちらは、経営破綻や経営不振などに陥り、割安となっている企業の株を安く買っておいて、その後価格が回復したときに利益を得る戦略です。

大規模な産業淘汰などが行われると予測されるイベントがあると判断すれば、持ち株を売り逃げすることも考えられます。何も手を打たずに企業が倒産すれば多額の負債を抱えることになりますからね。

ヘッジファンドは莫大な資金を私募で集めているので、時には株価が芳しくない企業の大株主になり、強制的に株価を上げるという策を打つ場合もあるといいます。

 

M&Aアービトラージ戦略とディストレスト戦略。

 

個人投資家もすべからくこの手法を取り入れてはいますが、情報収集にはやはり莫大な時間と労力を擁するもの。その点、絶対収益を求められるではすべての情報を網羅しているので非常に安心感があります。

 

マネージド・フューチャーズ

株式や債権と言った金融先物市場だけでなく、金や原油といった幅広い投資商品に投資を行って、トータルで利益を出すという投資手法のことです。

さまざまな投資を行うためリスクの分散にもなり、相場の上下に寄与せず利益を得られる可能性があります。

・システムトレードがベースとなっている

ヘッジファンドでは、主に売買を機会に任せているため、人為的なミスは基本的に起こり得ません。

精度の高いシステムトレードが行えるのはヘッジファンドならではではです。

 

レバレッジを利かせている

また、先物取引に「レバレッジ」という信用取引を頻繁に利用します。レバレッジの効いた投資は高利回りがが期待できるため、うまくいけば莫大なリターンを享受することができます。

個人投資家ではリスクがありなかなか手が出せないようなレバレッジでも、本当のプロに任せられるファンドマネージャーやシステムに任せれば百人力です。

 

力のあるヘッジファンドを見つけるには?

多くのヘッジファンドがこれらの手法を用いて投資を行っていますが、当然所属しているファンドマネージャーの腕にはばらつきがあります。

本当に優秀なヘッジファンドを見つけたいときには、国内で言うとヘッジファンドダイレクト株式会社のような仲介業者を活用することが最適です。

ヘッジファンドダイレクト株式会社なら、販売会社を介すことなくダイレクトに海外の優良ヘッジファンドに直接投資が可能です。中間業者を中抜きすることで手数料を安く抑えることができ、「コスト控除後のリターン」を最大限に受け取ることができます。

ヘッジファンドの成り立ちと変遷についてはコチラの記事を参考

まとめ

今回ご紹介したヘッジファンドの投資手法は以下の通りです。

  1. 株式ロング・ショート
  2. イベント・ドリブン
  3. マネージド・フューチャーズ

本当はまだまだ用いている手法が存在しますが、個人投資家の参考にもなるような代表的なものをピックアップしました。ヘッジファンドのことを深く知ったうえで、自分に合った資産運用の方法はなにかじっくり考えていきましょう。