【ヘッジファンドを知る】ヘッジファンド投資のリスクとは?

【ヘッジファンドを知る】ヘッジファンド投資のリスクとは?

 普通の投資信託の場合は、相場が一方方向に動いたときのみに成果があらわれる仕組みとなっています。具体的に言うと、投資方法が「買い」のみに集約されているため、景気後退局面では利益を生み出すことはできないということになります。

 対してヘッジファンドは買いだけでなく空売りなどの信用取引や先物取引も積極的に投資に取り入れているため、相場の変動に関係なく大きな利益を出すことができます。

 ヘッジファンドの名前の由来にもなっている「ヘッジ(hedge)」は直訳すると「避ける」という意味があり、文字通りありとあらゆる手法を用いて資産の目減りを避け、可能な限りリスクをヘッジするという意味が込められています。

 とはいえ、さまざまな方法を使って柔軟な姿勢で最大限利益損失のリスクを減らそうとしても、人が介する事業である以上必ずリスクは存在します。

 ヘッジファンド投資は資産運用に大変効果のある投資法ではありますが、1,000万円近くの大金をそこに費やすわけですから、つきまとうリスクもしっかりと把握して、万が一利益損失を被ってしまった場合にも落ち着いて対応できるような事前の心構えを持っておきましょう。

 

ヘッジファンドに内包されている主な2つのリスクとは?

 では、具体的にヘッジファンド投資を行う際に覚悟しておかなければならないリスクとは何なのかについて言及していきましょう。

 ヘッジファンド投資には主に2つのリスクがあります。

  1. 解散リスク
  2. 減益リスク

 では、順を追って確認していきます。

 

解散リスクについて

 解散リスクとは、文字通りヘッジファンドが解散してしまうことで投資金として預けていたお金がそっくりそのままなくなってしまうという最悪のパターンです。

 たとえば、当時莫大な利益を生み出し最盛を誇っていたLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)というヘッジファンドが、1997年に発生したアジア通貨危機に連動して発生したロシア財政危機のあおりを受けてあっけなく崩壊したことは、多少投資に明るい人であれば記憶に残っているという方も多いのではないでしょうか。

 ヘッジファンドも企業である以上、常に解散リスクは頭の片隅に意識しておかなければなりません。景気の悪化によって財政難に陥ってしまいそう、といった情報には日々敏感になる必要性があります。

 

減益リスクについて

 これは単純にヘッジファンド・マネーファーが減益を出してしまい、投資した元本が目減りしてしまうリスクのことです。この利益損失は投資者のリスクというだけではありあません。

 ヘッジファンドの報酬体系は成功報酬の形をとっているので、利益損失を出してしまうこと=即ヘッジファンドの崩壊にもつながりかねないのです。

 そのため、ヘッジファンド・マネージャーもできうることはすべて行っているはずですが、やはり人間が行うものですので減益リスクは100%排除することは難しいというのが現実です。

 

リスクの低い会社の見つけるためにはどうすればよいか?

 ここまで、ヘッジファンド投資を行う際の主な2つのリスクについて解説してきました。ヘッジファンド投資を行う際は、事前に解散リスクと現役リスクが少ないヘッジファンド会社を選び取る必要があります。

 具体的には、事前にヘッジファンドの運用報告書を見るなり、ファンドの説明会などに参加してヘッジファンド・マネージャーなどに問い合わせるなりを行うことを推奨します。

 確認すべき事項は以下の通りです。

  • 過去3年間の平均リターンはいくらか(きちんと利益を出しているか?)
  • 過去5年以内に減益を出してしまったことはあるか(減益を出したことはないか?)
  • ポートフォリオの配分具合について(資産配分は安全そうか?)

 基本的に上記の内容は運用報告書に目を通せば書いてありますので、必ずチェックするように心がけましょう。また、できればファンドの運用方針も聞いておいた方が安心です。

 損失を出さないことを第一にするのか、それとも多少のリスクはあれど資産増に力を費やすのかなど、各ヘッジファンドで資金の運用方法が異なる場合があります。

 資料に明記されていない場合は、説明会などに参加してヘッジファンドマネージャーに直接問い合わせ、投資スタイルを把握しておきましょう。

 

本当に安全なヘッジファンドの見つけ方とは?

 とはいえ、運用報告書を読み込んで説明会に参加して……となると多くの時間を取られてしまいます。そこで、おすすめなのが、ヘッジファンドダイレクトなどの紹介会社に依頼を行うことです。

 特に、ヘッジファンドダイレクトは実績も申し分ありません。

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